スバル・エクシーガはクロスオーバー版「EXIGA CROSSOVER 7」に進化

ミニバンというべきか、3列シートワゴンというか、こうしたモデルをSUV化するのはフォルクスワーゲン・クロストゥーランなど少数派。

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前後バンパーやホイールアーチ、サイドシルにクラッディングが施されており、大型フロントグリルやルーフレールに加えて、ブラック塗装で切削光輝の17インチアルミホイールを専用装備することで、SUVらしい力強さが演出されているのが印象的です。

専用サスペンションにより、最低地上高をエクシーガから10〜20mmアップして170mmとすることで、日本の大半の積雪や悪路なら対応できるクリアランスが確保されています(なお、従来型のエクシーガ2.0GT-Sアイサイトは175mm)。

SUV風のエクステリアによりボディサイズも拡大していますが、全幅は1800mmに抑えることでマンションなどの立体駐車場への入庫にも配慮。

細かな点では「ドア開閉時」の質感を高める工夫がされているほか、1色のみの設定という大胆なインテリアカラーは、シートやステアリングなどの随所にタン色を配置。

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さらに、タン色とマッチしやすいブルーグリーンステッチが採用されているほか、ピアノブラック調や金属調の加飾を施すことで、質感の向上が図られているほか、「ウルトラレザー+レザーシート」をメーカーオプションで用意されています。

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エンジンは2.5Lの水平対向4気筒、CVTのリニアトロニックとの組み合わせで、駆動方式はもちろんAWD。

先述した専用サスペンションにより車高の高さを感じさせない操縦安定性と、しなやかな乗り心地を両立しているそうですから、走りにも期待大です。

安全装備では最新の「アイサイト3」ではなくバージョン2になりますが、これは少しでも早く同車を発売しようとしたためであり、アイサイトのバージョンアップは我々が思うほどには容易にできないそうです。

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しかし、SRSサイドエアバッグ&サードシート対応SRSカーテンエアバッグが標準で搭載されるほか、運転席&助手席8ウェイパワーシート、シートヒーターも標準装備。

エクシーガ CROSSOVER7の価格は275万4000円で、単一グレード展開となっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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