日帰り旅行の前にタイヤ空気圧点検で安全性能と燃費をアップ

クルマで楽しむレジャーといえばドライブは定番中の定番。そしてレジャーといえば、いよいよ近づいてきた大型連休ゴールデンウィークが楽しみです。

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会では、20~50代のドライバーを対象に「ゴールデンウィークのドライブに関する意識調査」アンケートを実施、4月8日の「タイヤの日」を前に、4月7日に公表しました。

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ちなみに、「8」という数字が輪(タイヤ)をイメージしていること、4月が春の交通安全運動実施月であることから、4月8日が「タイヤの日」とされています。

さて、ゴールデンウィークにドライブで行きたい場所の一番人気は「海・山等の自然スポット」(19.3%)、2位は「温泉、岩盤浴等」(18.3%)、次いで「ショッピングモール、アウトレットモール」(16.8%)という結果になっています。

そうした、ドライブでの行き先の決め手は「自由に行動ができる」が44.5%で1位。やはり、クルマで移動すること、ドライブの魅力というのは、自由度の高さとなっているようです。

ただし、ドライブということはアンケートに答えたドライバー自身が運転するということです。

そうなると気を付けることの1位は、そう「安全運転」です。

3位に「燃費の良い運転」が入っているのも注目です。

今回のアンケートによれば、ゴールデンウィーク中のドライブといっても、「日帰り」が主流で、平均予算は1万5531円となっています。これらの結果から、安全かつリーズナブルにゴールデンウィークのドライブを楽しみたいという傾向が見て取れます。

ところで、安全かつ省燃費につながるメンテナンスが、安価(ゼロ円に近い)なコストで実現できることは、ご存知でしょうか。

それはタイヤの空気圧点検です。

今回のアンケートでも、「タイヤの空気圧点検が安全運転や燃費の良い運転につながる」ことを半数以上、7割近いドライバーが認識していることがわかりました。

また、ゴールデンウィークのように遠出する機会があると、通常よりも空気圧点検をする傾向が増すこと、また遠出するほど空気圧点検を行なう割合が高いことも判明しています。

 

 

タイヤの空気圧が不足すると燃費が悪化するだけでなく、安全な運転にも悪影響を及ぼすということは、もはや常識です。

だからといって、実行できているとも限りません。今回のアンケートにおいても約7割のドライバーが、運転時にタイヤ空気圧を意識していると回答していますが、一方で日常点検で空気圧点検を重視しているのは40.5%。タイヤの点検をまったくしないというドライバーが25.3%もいたのです。

 

 

しかも空気圧点検を行なう頻度は、本来であれば月一回以上するのが適切ですが、実際に適切な頻度で点検しているドライバーは30.5%しかいなかったのです。

わかっていても、ついつい忘れてしまうタイヤの空気圧チェック。ドライブ前でなくとも、これを機会に空気圧点検をしてみてはいかがでしょうか。

なお、車両ごとのタイヤの適切な空気圧は、ドアを開けたところやフューエルリッドの裏などに記されています。

(山本晋也)

■関連リンク
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会
http://www.jatma.or.jp/

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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