マクラーレンのスポーツシリーズ第1弾「570S Coupe」が世界デビュー!

ミッドにマウントされたV8エンジンに、さらに空気をダイレクトに送り込み冷却効果を高める複雑なデザインをドア・シェルに採用しながら、流麗なフォルムを実現しています。

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3.8L V8ツインターボの進化型であり新型のM838TEエンジンを搭載。マクラーレンの手によるエンジンは、その名のとおり最高出力は570ps、最大トルクは600Nmという強大なパワー、トルクを誇ります。

トランスミッションは、DSGの7速SSG(シームレスシフトギアボックス)で、トルクは後輪に伝達されます。

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軽量化の面でも抜かりはなく、カーボン・ファイバー製の「モノセル2シャシー」は、日常の使いやすさに重点を置き新しくデザインされ、クルマへの乗降の利便性にも配慮されているそう。

強固さを兼ね備えながら80kg以下という軽さで安全性を確保し、軽量構造とアルミニウム製ボディパネルを使用することにより、乾燥重量1313kgを実現。

軽量ボディとハイパワーを誇るエンジンにより加速性能も抜きん出ていて、0-100km/hまで3.2秒、0-200km/hまではわずか9.5秒で到達し、最高速は328km/hに達します。

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インテリアもレーシーですが快適性も確保されています。標準仕様はスポーツシート(レーシングシートはオプション)とステアリング、ダッシュボードにレザーを採用。

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また、マクラーレン・モデルの中で最も大きな収納スペースを確保し、150Lの容量を誇るフロント・ ラゲッジルームも装備。

インパネで目を引くのがTFTのデジタル・インストルメント・クラスターで、タッチスクリーンに新たに統合された温度調節機能、Bluetooth接続などが可能なインフォテイメントシステムを完備しています。

2013年度に黒字化を達成したマクラーレンは、2014年度はグローバルで1648台を納車しているとのことで、2015年度もさらなる飛躍が予想されます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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