ファミリー向けのクルマというと、広々スペースで快適性と実用性がウリのミニバンへの注目は高く、日本の多くのメーカーから様々なモデルが軒を連ねています。まさに日本の十八番(オハコ)とも言えるジャンルですが、実は輸入車にもラインナップがあるのです。
なかでも注目はフランス車!!唯一無二の独特なキャラクターをもっており、家族を大事にしながらも決して自分らしさを演出することに妥協しない方にはピッタリなのです。
ルノー・カングー
1998年の登場以来、ファミリー向けの輸入車の中で王道モデルとして長年高い人気を集めているのが「ルノー・カングー」です。
フランス本国ではビジネスユースとしての人気も高く、狭い場所でも乗降性と積載性に優れるスライド式の後席ドアと観音開き式のテールゲートに加えて、天井にはバッグなどを収納するのに役立つスペースを用意するなど、実用性は抜群!!
ルームミラーとは別に、後席の様子を確認するのに便利なチャイルドミラーを備えるなど、愛嬌のあるルックス通り、思いやりにあふれた一台です。
シトロエン・グランドC4ピカソ
まるでSF映画に登場する宇宙船のようなルックスで目を引くのが「シトロエン・C4グランドピカソ」です。
その未来感はインテリアにも漂っており、とりわけダッシュボードの上部に備わる12インチパノラミックスクリーン(フルデジタル)と下部に備わる7インチタッチスクリーンは、子供だけでなく大人の心もくすぐる先進感あふれる装備。
ドライバーの頭上まで広がるフロントガラスと、ルーフ全体を覆うガラスルーフがもたらす大パノラマによる開放感は、旅先はもちろん、見慣れた景色の中からも新たな発見をもたらしてくれるはず。
シートは全席独立式を採用。個別にスライドやリクライニングを調節できるのが嬉しいですよね。また、荷室も3列シート格納時で645L、さらに2列目も倒せば2181Lの容量を誇るフラットな空間となる点も魅力。
クルマで出かけるのが楽しくなること間違いなしの一台でしょう。
(今 総一郎)