2015年2月のトヨタ・グループは生産も販売も輸出もマイナス

トヨタ・グループの輸出では、「トヨタ」が北米・アジア・中近東・アフリカ等に向けた輸出が減少し、14.0万台(前年同月比92.9%)と、前年同月実績からマイナスになっています。

「ダイハツ」は、中南米・中近東に向けた輸出が増加し、0.7千台(前年同月比140.3%)と、2か月ぶりに前年同月実績から増に。

「日野」は、欧州・アジアに向けた輸出が減少していて、7.1千台(前年同月比98.6%)と、5か月ぶりに前年同月実績から減。グループ合計は、14.8万台(前年同月比93.3%)と、前年同月実績からマイナスに。

海外生産では、「トヨタ」がアジア・オーストラリア・アフリカで減少し、42.1万台(前年同月比97.8%)と、3か月ぶりに前年同月実績を下回っています。

「ダイハツ」はインドネシアなどで減っていて、2.2万台(前年同月比70.4%)と、前年同月実績から大きくマイナスに。

「日野」はアジアで減少し、1.8千台(前年同月比91.4%)と、前年同月実績を下回っています。グループ合計は、44.5万台(前年同月比95.9%)と、3ヶ月振りに前年同月実績を下回っています。

フォルクスワーゲンとの世界ナンバー1争いが注目されていますが、「規模よりも質を重視」しているというトヨタは、設計から生産まで大改革といえる「TNGA/Toyota New Global Architecture」という新しいクルマ作りの方針を掲げており、具体的には「商品力向上」、「もっといいクルマづくり」、「ものづくり改革」、「グローバル標準」などを取り組んでいくそうですから今後のトヨタに注目です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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