ゼネラル・モーターズのプレミアムブランドであるキャデラックの、しかもラグジュアリー・トップレンジモデルとなる「CT6」に搭載されるエンジンですから、単にパフォーマンスだけを追求したものではありません。
環境性能にも十分以上に配慮されています。ですから、アイドリングストップ機構や気筒休止システムが備わるのは当然。さらに、新開発という「ターゲッテッド・クーリングシステム」は、熱を持ったエリアを適切に冷却するだけでなく、エンジン始動の暖機も最適化することで燃費性能を向上させるというものです。
もちろん、燃料噴射は直噴タイプ。左右バンクのターボチャージャーは、エキゾーストマニホールド内蔵ヘッドに直付けとなり、吸気レイアウトも最短距離でつなぐ最新トレンドを示すカタチとなっています。
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(山本晋也)