とはいえ、マツダがデミオをベースとしたモデルをトヨタの北米向けラインナップに供給するという話は意外でもなんでもなく、すでに2012年11月に合意が発表されているものです。
マツダのメキシコ工場において、トヨタ向けモデルの生産を行なうこと、そのためにトヨタが設備増強や開発コストの一部を拠出することも公表済みの事実なのです。
さて、「サイオンiA」のコンセプトは、『魅力的なスタイリングとダイナミックなドライビングをテーマとした若者向けセダン』と説明されていて、まさしく、デミオが持っているキャラクターを暗示するコンセプトともいえそうです。
国内向けには5ドアハッチバックのみとなっているデミオですが、すでに海外向けの「マツダ2」では4ドアセダンも発表されています。4ドアのマツダ2をベースに、内外装をサイオン仕様としたモデルが、「iA」の正体といえそうです。
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(山本晋也)