ポテンザRE71の名前が復活した。
かつてポテンザRE71という傑作スポーツタイヤがあった。1986年に登場し、フェラーリとポルシェの認証を獲得し、ポテンザの名前を世界に知らしめたタイヤでもある。
欧州の自動車メーカーではタイヤの認証制度を取っているところが多い。独自に設けた厳しい品質・性能チェックポイントもうけ、これをクリアしたタイヤだけに認証が与えられ、標準装着タイヤとして採用される。とくにポルシェでは、超高速域でタイヤがバーストしてもビード(タイヤがホイールと嵌合している部分)が外れないこと、といった項目もあり、トラブル後の安全性まで配慮した項目があるという。
それだけにポルシェやフェラーリの認証を獲得するということは、信頼に優れた高性能タイヤである証明であり、広く欧州自動車メーカーから高く評価されることにつながる。
ポテンザRE71はそうした評価を受け、ブリヂストンとポテンザを世界のトップブランドに押し上げる大きな一歩となったのだ。