さて、これだけの性能と装備を備えているのは、「アルベルトe」がメインターゲットのひとつしている通学用としているためで、その背景には地方の交通公共機関の脆弱化を上げています。
ブリヂストンサイクルによると、過去20年間に廃校は2300校にのぼり、鉄道廃線は58路線、バス配線は平成13-17年で平均440路線/年に達しているそうです。
電車やバスがなくなると、頼りは自転車となりますが、雨の日も風の日もそうですし、場合によっては雪の日も自転車の乗らざるを得ないという学生もいるかもしれません。タフな通学にタフな自転車が欠かせないというのが「アルベルトe」の謳い文句。
北関東の某県出身の私は、中学校は自転車で片道20分くらいでしたが、高校は片道45分かけて自転車で通っていました。
中高6年間、片道30分以上かけて通学すると、直線距離で日本から南米のチリまでに相当する1万8000kmに達するそうですから驚きです。
お子さんがこうした通学事情になりそうな方は、新入学のお祝いとしては少し高めかもしれませんが「アルベルトe」をプレゼントするのもいいかもしれません。
プレゼンを聞いて、試乗するとこれは通勤用でもいいかも! と思いましたが大人の男性や通勤に向く「S型」モデルも用意されています。
■電動アシスト付自転車に日本で初めてベルトドライブを採用した両輪駆動の「アルベルトe」が登場
https://clicccar.com/2015/01/20/289597/
■【動画】ブリヂストンサイクル「アルベルトイメージキャラクター」は15歳の大友花恋(おおともれんか)
https://clicccar.com/2015/01/21/289607/
(塚田勝弘)