日本や北米でFCVのリース販売をしてきたホンダ。「Honda FCV CONCEPT」は70MPaの高圧水素貯蔵タンクを搭載し、ホンダ社内の測定値ではJC08モードで700km以上の航続距離を実現。
水素タンクの再充填は約3分程度という短時間で完了し、現在のガソリン車と同等の使い勝手を可能にします。
また、08年11月に日本でもリース販売された大型セダンタイプのFCXクラリティで実証試験を積み重ねた外部給電機能を装備。
FCVと外部給電器を組み合わせることで、災害時などにクルマが作る電力を使うことができます。
ホンダの新型FCVの生産台数の規模やどれくらいの価格になるかは明らかになっていませんが、FCVのリーディングカンパニーを宣言した伊東社長からも分かるように、ホンダのプライドからしてトヨタ「MIRAI」に近い価格帯は期待したいところです。
(塚田勝弘)