911タルガの50周年を記念してパワフルなGTSが初設定されたのがニュースで、最高出力は911タルガ4Sから30psアップの430psに達しながら、複合燃費は同じレベルの9.2-10.0L/100 km(トランスミッションにより異なる)を確保。
エンジン、シャーシ、トランスミッションが強化されるスポーツクロノパッケージ、PASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム/電子制御ダンパーシステム)、20インチアルミホイール、スポーツエグゾーストシステムが標準装備されます。
また、エクステリアでは、911カレラのRRに比べて、左右のリヤホイールアーチがそれぞれ22 mmワイドになっていて、後輪も10 mm ワイドになるなど、ひと目で4WDであることが分かります。
フロントマスクは、中央に補助ラジエーター用開口部を備えたフロントエンドと、スモークが施されたポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)付バイキセノンヘッドライトによりスポーティなデザインを強調。
また、GTSを特徴づけるシルキーグロスブラックのセンターロック式20インチ911ターボS ホイール、スポーツデザインドアミラー、およびドアの「GTS」などがサイドビューのアイキャッチになっているのも印象的です。
内装からも911タルガ4 GTSらしさが反映されていて、メータパネルの中央にはスポーツクロノパッケージのストップウォッチを配置。
ブラックのGTSロゴが付くフロントの4ウェイ調節式スポーツシート・プラスは、高められたサイドサポートによって長距離走行でも高い快適性を実現しているそうで、主なインテリア素材は、重量をレザーのわずか半分に抑えたブラックアルカンターラが採用されているのも注目ポイント。
新型911タルガ4 GTSは、まず3月中旬からドイツ本国で発売される予定です。
(塚田勝弘)