テスラ ロードスターがバッテリー改良で航続距離640km超えに!?

今回明らかにされたのはアップグレード版「ロードスター3.0」の存在。

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中でも一番のニュースはバッテリー容量拡大で53kWh→70kWhへと30%以上向上。バッテリーセル改良により、容積を変えずに性能向上を実現したと言います。

そのほか、空力をエアロパーツによりCD値で15%(0.36→0.31)向上、タイヤの転がり性能を約20%向上。

これらの改良で航続距離を394km→644kmまで一気に向上させたそうで、テスラは2015年の早い段階でサンフランシスコ→ロサンゼルスのノンストップ走行で証明してみせると自信を覗かせています。

 

従来モデルは2012年に生産を完了しており、「ロードスター3.0」へのアップグレード時期は2015年の春頃とのこと。

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イーロン・マスクCEOは自社がEV専門メーカーだけに、先頃FCVの将来性について懐疑的なコメントを発表していますが、どうやらその発言はEVの弱点である航続距離や充電時間の課題克服に向けた並々ならぬ努力と自信に裏付けられているようです。

■テスラ・モーターズ Webサイト
http://www.teslamotors.com/

■テスラ ロードスター
http://www.teslamotors.com/roadster

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 (Avanti Yasunori) 

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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