メッキモール、そしてシルバーメタリックのガーニッシュによりボディとルーフを明確に分けているのは、生産性という点でも意味のあるデザインということです。
テールゲートを開けると確認できますが、2トーンカラーではルーフ同色となるゲート上部は別体パーツとなっています。
実はこれ、2トーン塗装における利便性を考えたもの。2トーンに塗り分けるにはマスキングといった作業が必要になりますが、別体パーツとすることで、そうした作業を不要とし、生産性を上げているということです。
そして、ルーフをメッキモールやガーニッシュで区切っているのも同じ理由。こうすることで、2トーン塗装に要求されるマスキングの手間を減らせるのです。
つまり、メッキモールやシルバー・ガーニッシュは2トーンボディカラー前提のデザイン要素という見方もできるわけです。
なお、こうした工夫により、作業の手間としては1/4程度にできたということです。