聞けば、JALは「どうすればもっとお客様に喜んでもらえるか」という視点で積極的にサービスの改革をおこなっているのだとか。
「飛行機に関連する情報はもちろんですが、お土産や食事について尋ねられても答えられるように空港内の施設の情報もしっかりチェックしています」とグランドスタッフの女性は教えてくれましたよ。
チェックインの案内といえば、よーくみるとグランドスタッフに交じってグランドスタッフとは違う制服の人が自動チェックイン機の案内をしているじゃないですか……。
んんっ、これはよく見るとCAの制服(後姿だと違いがわかりやすくてCAはジャケットの裾に赤いアクセントが入っています)。どうしてCAがここに?
実は、彼女は「スタンバイ」といって何らかの事情でCAが不足した時に呼ばれるために空港で待機しているスタッフ。これまでだと待機中は控室などで仕事をしていたのですが、これも「お客様に対応できるスタッフを増やしてサービスのレベルと高めていこう」という新しいアイデアなのだそうです。
実にいいじゃないですか。サービス業で大切なのは、顧客にとって有益なことは業務の枠にとらわれず行う実行力だと思います。