ポルシェがクラリオンと全周囲俯瞰カメラシステムを共同開発

少し脱線しましたが、クラリオンがポルシェの4ドアスポーツセダン「パナメーラ」向けに、全周囲俯瞰カメラシステムの提供を2014年モデルから開始。

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クラリオンとポルシェが互いの技術力を持ち合い開発した初のシステムで、工場装着オプションとして採用されています。

クラリオン独自の画像処理技術をベースに、ポルシェの熟練のエンジニアチームと共同で開発したシステムで、フロント、リヤ、サイド(左右)の4か所に装着されたカメラから取り込んだ画像を補正・加工することで、高精細、高精度な俯瞰画像表示などを実現。最大21もの組み合わせパターンから選択できるのも特徴です。

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縦列駐車や車庫入れ、狭い道路での取り回しといった事故リスクが高い場面に直面してもドライバーの死角や運転中の予期せぬアクシデントを低減することで、運転中のストレスを軽減させ、安心・安全で快適なドライブをこのシステムを提供するのが狙い。

なお、日本発売のパナメーラには、クラリオン製のカーナビゲーションシステムが標準装着されており、ナビゲーションのタッチパネルからユーザーが最適な画像を簡単に選択することができます。

最近のクルマは、デザイン優先の流れでマルチビューカメラに視界のアシストを担わせるケースが増えています。

本来は、ストレスなく直接視認できるデザインでありながら、カッコいいクルマを自動車メーカーに作って欲しいところではありますが、パナメーラのような5mを超える全長と2mに迫る全幅を持っている巨体には絶大な威力があるのは間違いなさそうです。

■対話感覚で音声操作が可能なナビ「クラリオンNX514」
https://clicccar.com/2014/06/28/260235/

■クラリオンがトラック/路線バス向けの安全走行支援システムを発売
https://clicccar.com/2014/06/02/257403/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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