1.6L直噴ターボで214psを誇るジューク「ニスモRS」が新登場

juke_nismo_rs_02

ジューク「NISMO RS」のべー車は「16GT FOUR」で、こちらも街中から高速道路まで必要十分な動力性能を披露してくれますが、ロープレッシャークールドEGRの採用により燃費向上を果たしている「時代を反映した現実的な」モデル。

juke_nismo_rs_05

対する「NISMO RS」では、ECUセッティングのさらなる改良で190psから214psへと最高出力を向上させつつ、「NISMO RS」専用の1.6L 直噴ターボエンジンを搭載しています。

高い耐荷重が要求されるコンロッドベアリングの耐久性を向上し、高回転域でも力強いトルクを持続することを可能にしているそう。

これに、7速から8速マニュアルモード付になったエクストロニックCVTとパドルシフトを組み合わせることで、超攻撃的なコンパクトSUVに仕上がっています。

juke_nismo_rs_03

スピードアップにともなう制動力強化では、フロントブレーキローター径を拡大し、リヤにもベンチレーテッドディスクを採用し、キャリパーの性能やブレーキパッドの耐フェード性なども向上。

juke_nismo_rs_06

見た目ももちろん派手で、キャリパーには「NISMO RS」を象徴するレッド塗装が施されています。

足まわりではさらに、アルミホイールをベース車の17インチから18インチへのサイズアップを果たしつつ、形状最適化による軽量化を達成し、ばね下重量の軽減を実現。

出力がアップされた「NISMO RS」の特性に合わせて、サスペンションの専用チューニングも当然施されています。

また、「ALL MODE 4X4-i」のトルクベクタリングは、エンジン出力の向上により、高められたトルクを最適に配分し、ライントレース性を高めているそうです。

さらに、車速感応式電動パワーステアリングのチューニングにより、従来の「ジューク」の取り回しの良さと、ワインディング路や高速走行時におけるしっかりした手ごたえを両立しているというのも朗報。

当然ながらボディ剛性も向上しており、追浜工場での車体組み立て段階で車体各部に補強を追加し、車体ねじり剛性を向上させているというのも走りに貢献するはず。

内容を考えると「確かに」とは思いますが、価格はなんと343万4000円!!  ベース車の「16GT FOUR」の260万8200円から82万5800円高という設定になっています。

■メルセデス「AMG」かBMW「M」か!? ジュークNISMOが目指すのは?
https://clicccar.com/2013/05/13/219496/

 (塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる