ホントに実現するの? 2014年秋版「空飛ぶクルマ」まとめ【動画】

子供に「夢を持て」ということの是非がたまに議論になりますよね。夢を持ったほうがいいのか、現実を直視したほうがいいのか。ま、夢っていっても千差万別なので、そんなのひとことで片付けられるものじゃないじゃん、って私は思いますが。

じゃあ、このテーマはどうでしょう? 「空飛ぶ飛行機は実現するか」。

というのは、以前当サイトでも紹介したことあるエアロモービルの新型、エアロモービル3.0が発表されたからです。以前紹介したときは2.5だったので、そこから進化してます。

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じつはね、私このテーマ好きじゃないんです。このエアロモービル3.0にしても、前から見たら多少はクルマっぽいけど、全体を見たら、どうみても飛行機じゃん。まぁ、じっさいに飛ばしているのは立派だけど、なんかマヤカシというか、インチキくさいというか、そもそも無理ゲーな感じがしますしね。

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当サイトでは過去にこういう記事も書いたことがあります。「垂直離陸もできる“空飛ぶクルマ”をアメリカの会社が開発中!【動画】」

で、そのときに書いているんですが、あるていどの重さの乗り物が空を飛ぶためには、それに見合った面積の翼が必要なんですね。そうすると、現代の科学において、「空飛ぶクルマ」と呼べるような形のものは、まず無理なんです。現代の科学で無理ならそれができる技術を開発すればいいと思うかもしれませんが、かなりのトンデモ科学が登場しないかぎり無理です。

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さらにいえば、飛行機があんなふうにシュッとした飛行機らしい形をしているのには理由があるわけで、クルマっぽい形だったりすると、バランスが悪くて危険だと思うんですよね。また、クルマがある程度重いのにも理由があるわけで、空を飛べるような軽さで作ったら、衝突事故を起こしたときに悲惨なことになるわけです。

そういえば、ジャイロコプターの原理で飛ぶ「PAL-V ONE」という乗り物も紹介したことがありました(「空も飛べるスポーツカー、オランダの会社が試験飛行に成功!」)。個人的にゆるせるのはコレくらいかなぁ。かなり特殊用途に絞っている感じがするので、割り切って使えそうだし。

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ともあれ、自称「空飛ぶクルマ」たちの動画をあらためて見てみましょう。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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