同じく4月〜9月の総台数でいうと、メーカー別ではスズキが32万8782台で首位に立っていてシェアは32.7%、2位は30万5643台でダイハツが30.4%というシェアになっています。
軽自動車はダイハツ、スズキの2強といわれて久しいですが、じつは去年まで7年連続でダイハツがシェアトップを獲得。
意外な気もしますが、2014年度上半期は、新規車種で売れた分だけ上乗せになったハスラーの6万台近い台数がスズキのシェアトップに貢献しているのは間違いなく、ダイハツは、ムーヴがモデル末期で、さらに趣味性の高いコペンでは台数はそれほど期待できず、タントにおんぶに抱っこ、という状況は明らかです。
そこに加えて、日産&三菱勢(とくに日産)の躍進やホンダがNシリーズで着実に稼ぐなど、第三グループ争いも激化していますから、上半期トップのスズキ、それを追いかけるダイハツという構図は確かにありますが、ことはそう単純ではありません。
スズキは「S-エネチャージ」を搭載したワゴンRがどれだけ伸びるか、ダイハツは「デカデカ」をベースとした「ウルトラスーパーハイトワゴン」でどれだけ伸ばせるか、2014年度の軽自動車トップシェア争いはこれからさらに激化しそうです。
■ダイハツの新型軽乗用車「DECA DECA(デカデカ)/仮」は軽自動車を変えるか!?
https://clicccar.com/2014/10/25/274505/
(塚田勝弘)