「ぶつからない」ブレーキ機能を試験、満点評価の3台とは?

独立行政法人・自動車事故対策機構(NASVA)が、プリクラッシュセーフティシステムの主要機能である衝突被害軽減ブレーキとはみ出し警報についての試験を実施、その結果を発表しました。

軽自動車から大型セダンまで全26台を試験、衝突被害軽減ブレーキが32点満点、はみ出し警報を8点満点からなる評価において満点となる40点を獲得したのは、次の3台となっています。五十音順()内は試験グレード)。

スバル・レヴォーグ (1.6GT EyeSight)

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レクサス LS (460 F SPORT)

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日産スカイライン(200GT-t type P)

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レヴォーグは「アイサイトver3」と呼ばれる、カラー・ステレオカメラを使ったプリクラッシュセーフティシステム。レクサスLSはミリ波レーダーとステレオカメラ、赤外線レーザーを組み合わせた豪華なシステム。そしてスカイラインは2台前までの相対速度を計測できるミリ波レーダーで衝突回避、カメラではみ出し警報というシステムを搭載しています。

40点満点の各車が異なるシステムなのはもちろん、似たようなハードウェアを搭載している車両同士で比較しても同じような得点ではなく、車種によってバラつきがあることから、プリクラッシュセーフティシステムはハードウェアだけで判断できるものではなく、その制御も含めて、メーカーの経験などで差がある領域だということが、今回の試験結果から見て取れるといえそうです。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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