RCは、FRクーペという系譜を辿ると、ドアの枚数的にはレクサスSC(ソアラ)、そしてメタルトップのIS Cに行き着くことになると思いますが、コンセプトやデザイン、そしてその性能枯らしてもまさしくブランニューかつ、待望の2ドアFRクーペで、次期レクサスSC的なモデルは別途用意されるという噂もあります。
さて、まずレクサス「RC350」には、3.5LのV6エンジンに、「8-Speed Sport Direct Shift」(電子制御8速トランスミッション)を組み合わせています。
この8速ATは滑らかなシフトフィールはもちろん、「Mポジション」にすると最短0.2秒で変速し、MT車のように本格的な操作フィールを味わえるのが自慢。
また、V6エンジンのサウンドは、発進時にサウンドマフラーが重厚感ある音を演出し、加速に伴い「サウンドジェネレーター」が高回転まで軽快な音を発するスポーツクーペらしいムードも堪能できます。
「RC300h」には、低燃費と高出力を実現する直噴技術の次世代D-4Sを搭載した直列4気筒2.5Lエンジンとモーターによるハイブリッドシステムを採用。JC08モード走行燃費23.2km/Lを実現しながら豪快な加速を堪能できます。
LFAのイメージも受け継ぐ「RC F」は、レクサスのスポーツモデルのフラッグシップで、エンジンは5.0L V8を搭載。
最高出力は477ps/7100rpmで、最大トルクは530Nm/4800-5600rpm。「8-Speed Sport Direct Shift」を組み合わせています。なお、BMWのM4クーペは、3.0Lの直列6気筒から431ps/7300rpm、550Nm/1850-5500rpmというスペックを絞り出していますので、スペック的にはパワーの「RC F」、ビッグトルクの「M4クーペ」といえるかもしれません。
また、FRでは世界初となる駆動力制御システムTVD(トルクベクタリングディファレンシャル)を開発しオプション設定。
「TVD」は、走行状態に応じて後輪左右の駆動力を最適に電子制御し、コーナリング時に理想的な車両挙動を実現するもので、最近は背の高いSUVまで幅広く搭載されています。また、制御モードは、STANDARD/SLALOM/CIRCUITの3つのモードが用意されています。
■レクサス「RC/RC-F」画像ギャラリー ーついにレクサス田原工場をラインオフ! でもクルマは?
https://clicccar.com/2014/10/16/273582/
(塚田勝弘)