2014年度上半期は輸入車も売れなかった! 消費税増税の影響で9.1%の大幅減

さらに、貨物車とバスをのぞいた乗用車だけ見ると、海外ブランドの輸入車メーカーは前年同期に対して91.1%、日本メーカーの輸入車は52.3%と、日本メーカーの輸入乗用車の落ち込みが際立っています。

日本メーカーのコンパクトカーは、軽自動車の躍進が直撃していて、マーチやミラージュなどコンパクトカーの中でも安価な価格設定をしているモデルは影響がより大きいよう。

The new BMW 1 Series, Sport Line (06/2011) Mercedes_Benz_A

海外ブランドは5年ぶりのマイナスで、フォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWの3強ともに前年同期を下回っています。

消費税増税後、国産、輸入車を問わず、新車投入や買い得感の高い特別仕様車などの設定でテコ入れを図っていますが、超高級車をのぞいた新車市場はその効果も限定的といったところで、来年4月の軽自動車税増税に加えて、来年10月に消費税が10%に上がるとなると、さらに縮小するのは避けられないかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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