「小型車に逆風」が2014年9月登録車セールスランキングから見えた

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トップ5の顔ぶれ、順位は前月同様ですが、全体に台数は上乗せされています。アクアやフィットは健闘していますが、トヨタ・ヴィッツがトップ10圏外になっていることが、小型乗用車全体としての不振を象徴しているといえそうです。

また、前月はトップ10内のミニバンはトヨタ・ヴォクシーだけでしたが、9月は日産セレナ、トヨタ・ノアがトップ10に復帰。デビュー前からオーダーを集めたというスバル・レヴォーグも高価格帯のモデルとしては前月の8位から連続してトップ10内と奮闘しています。

●2014年9月新車乗用車販売台数ランキング(自販連調べ)
1位  トヨタ アクア 20,255台
2位  ホンダ フィット 17,764台
3位 トヨタ プリウス 15,308台
4位  トヨタ ヴォクシー 12,064台
5位 ホンダ ヴェゼル 10,603台
6位  日産 ノート 9,824台
7位  トヨタ カローラ 9,254台
8位 日産セレナ 7,830台
9位 スバル レヴォーグ 7,800台
10位  トヨタ ノア 7,787台

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2014年8月登録車セールスランキングでアクアがトップながらナント前年比30%減
https://clicccar.com/2014/09/08/267353/

 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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