初めて見たときは、発光する人間もしくは人型ロボットが飛び回り、回転したりしているように感じましたが、「光をまとった1人の人間が夜の街を縦横無尽に駆け巡る」ストーリーで、実際の人間によるカルワザ的な動きを駆使して表現。
また、動画なのか写真を使った「コマ送り」なのか分かりませんでしたが、LEDライトスーツをまとった「ライトマン」のLEDが、1人ずつ順番に点灯・点滅していくことで、あたかも1人のライトマンが街中を駆け抜けているかのように見せているそうですからとても凝っています!
特注になるLEDライトスーツは、ハリウッドの衣装デザイナー、ヴィン・バーナム氏、技術監督のアダム・ライト氏が共同でデザイン・製作したもの。
最近のLEXUSの象徴であるスピンドルグリルなどからインスピレーションを受け、1着に1680個のLEDライトを装着し、このスーツ用に独自に開発された制御システムによって点灯・点滅することが可能になっています。
メガホンを取ったのは、数多くのミュージックビデオやTVCMを監督しているアダム・バーグ氏で、40名の撮影やスタント装置の技術専門家が集結し、マレーシアの首都クアラルンプールで撮影を敢行。
楽曲は、ニューヨークの音楽プロデューサーでDJのダニエル・ダンス・ジョンソン氏が結成したComputer Magicの曲集「Running」を使い、軽快な曲調が光の流れとマッチしています。
この「STROBE」の映像・画像は、TVCMをはじめ、紙媒体の広告、インターネットやSNSにて、日本をはじめ世界各国で順次展開されますから、目にすることがあるかもしれません。
(塚田勝弘)