キング・オブ・カイエンである「カイエンターボ」は、大パワーによりあらゆる走行シーンでモアパワーを感じさせない圧倒的な走りが魅力です。
4.8LのV型8気筒ツインターボエンジンは、従来の500ps/6000rpmから520ps/6000rpmに20psパワーアップし、最大トルクも700Nm/2250〜4500rpmから50Nmアップの750Nm/2250~4000rpm。
発進からわずか4.5秒で100 km/hまで加速(オプションのスポーツクロノパッケージを装着すると4.4秒)し、最高速度は279 km/h、燃費は11.2~11.5L/100 km(CO2 排出量は261~267g/km)。なお、「カイエンターボ」の価格は、1720万円という設定です。
ニューカイエンのシャーシは、快適性を重視したセッティングに振られたそうですが、「カイエンターボ」を中心としたダイナミックな走りは依然健在とのこと。
現代のSUVですから洗練された快適な乗り心地なのはもちろん、スポーティな走りとの両立がより高次元になっているそうですから、新型に移行しているレンジローバー(スポーツ)やBMW X5、メルセデスのMクラスあたりとの主導権争いにも注目です。
(塚田勝弘)