2014年6月 新車販売ランキングは軽自動車のタントが総合トップ!

2014年6月の登録車と届出車(軽自動車)の新車販売台数を総合したランキングのトップに立ったのは、唯一の2万台オーバーを果たした軽自動車のダイハツ・タントでした。

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●2014年6月軽四輪車セールスランキング トップ10
1位 ダイハツ  タント 21,323台
2位 トヨタ アクア 19,812台
3位 ホンダ フィット 16,066台
4位 スズキ ワゴンR 14,153台
5位 ホンダ N-BOX 14,039台
6位  トヨタ プリウス 13,557台
7位 ダイハツ ムーヴ 13,349台
8位 日産 デイズ 12,896台
9位 ホンダ N-WGN 11,868台
10位 ホンダ ヴェゼル 11,680台
(登録車のデータは日本自動車販売協会連合会調べ・届出車は全国軽自動車協会連合調べ) 

 

総合ランキングを分類すると、軽自動車6台:登録車4台で、登録車はすべてハイブリッド(をラインナップする)モデルとなっています。「軽自動車かハイブリッドしか売れない」という印象の強い国内マーケットですが、まさしくイメージ通りのランキングです。

また軽自動車はすべて全高が1550mm以上あるモデルで、多くの立体駐車場に収まるボディサイズがとくに求められていないことも見えてきます。

登録車に関しても、小型車(5ナンバー)がアクアとフィット、普通車(3ナンバー)がプリウスとヴェゼルと半々となっていて、かつてのようにボディサイズの小さいモデルのほうが量販モデルというわけではないことを示しています。

ダウンサイジンザー、小さなクルマを求めるユーザーが軽自動車を求めていることも、こうした登録車のハイブリッドで燃費のいいモデルが売れるというトレンドに拍車をかけているのかもしれません。

ただし軽自動車については、カタログ燃費に優れた順に売れているわけではありません。そのあたり、ユーザーの指向に違いがあるともいえそうです。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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