オートバックス・レーシング・チーム・アグリ(以下、ARTA)は、社会貢献活動の一環として、鈴鹿サーキットさんと協力し、鈴鹿市立庄野小学校に訪問活動をおこないました。
当日は、ARTAの「松浦孝亮選手・高木真一選手・小林崇志選手」3名のドライバーと、「NSX CONCEPT-GT(GT500 ゼッケン8)・CR-Z GT(GT300クラス ゼッケン55)」の2台が、登校しました。
6年生の課外授業「夢を実現」というテーマでおこなわれた今回、3人の選手による「レーシングドライバーになるまでの道のり」の話から始まりました。講話が終了し、児童達の「夢」を「実現」するために、色々なアドバイスを選手に尋ねます。
・一人目−−声優なりたいです。
インディレースの解説をこなす、マイクパフォーマーの松浦選手からの回答は「個性を作り、自分の色を作りましょう」と。
・二人目−−サッカー選手になりたい。
「努力を惜しまず、続けることが大切です」
・三人目−−パティシエになりたい。
「いろいろなものを、見て食べて経験値を積むことが大事じゃないかな」
・四人目−−F-1パイロットになりたい。
待ってましたの夢への応答。高木選手より、非常にわかりやすくステップアップの方法がアドバイスされ、最後、「あと5年しかないから、今日家に帰ったら、両親に相談するんだよ」と、熱いアドバイスが。
講話が終わり、正門に移動すると2台のGTマシンが全校生徒とともに待っていました。
それぞれのGTマシンの説明を選手から受けました。早く安全に走るために、マシンのパーツや形(空気抵抗)については、新幹線を例えに、「馬力って、なに~?」には、「1馬力は、馬1頭の力なんだよ~」など親しみやすく説明していました。
また、質疑応答で「夢はF-1パイロット」と発言した児童は、GT500マシンのシートに着座して、「夢」の第一歩を踏みだしていました。
実車を前にした授業のメインイベント、エンジンスタートです。目の前で聞く本物のレーシングエンジンサウンド。両耳を手のひらでふさぐ子や、感動の雄たけびをあげる子など、全校児童が感じ取っていました。
最後に、ドライバー・マシン・6年生の皆さんで記念撮影して終了しました。
小学校に持ち込むものって、かなり制限を受けることが多いと思いますが、大きな音を出し、公道を走ることができないスーパーGTマシンを受け入れる鈴鹿市、さすがにサーキットの街ですね。
(写真/文:Roba水川)