2014年度内に700万円程度の本体価格にて発売予定とアナウンスされたトヨタの燃料電池車「FCV」がアメリカでも、その姿をアピールしています。
燃料電池車は、水素をタンクに充填、その水素と大気中の酸素を反応させることで発電し、電気によってタイヤを駆動するという自動車で、走行時には水しか排出しない環境性能と航続距離を確保しやすい面から、次世代車テクノロジーとして重要視されています。
FCVの燃料となる水素を供給するインフラ整備が期待されるアメリカ。コロラド州で開催された『ASPEN アイデア フェスティバル』というシンポジウムに、トヨタは次世代車のFCVを展示しています。合わせて、マイクロソフトのKinectなどを利用して、ドライバーをモニタリングすることで安全につなげようという技術リサーチカー『DARV 1.5』も展示しています。
このシンポジウムに出展されたトヨタFCVは、日本で公開されたブルーとは異なり、量産仕様を想像させるシルバーのボディカラーとなっている点も注目といえます。
日本で公開された車両はブリヂストンのタイヤを履いていましたが、北米で公開されたシルバーの車両はミシュランのタイヤを履いているなど、仕向地ごとの違いも気になる2台のトヨタFCVです。
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(山本晋也)