6月23日〜29日までアメリカのコロラド州で開催されていた「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に、「MiEV Evolution 3」の2台体制で電気自動車改造クラスに出場していた三菱自動車が初優勝を成し遂げました。
29日の決勝では、グレッグ・トレーシー選手が9分08秒188のタイムでクラス優勝、総合でも2位に入っています。
また増岡浩選手は、9分12秒204でクラス2位(総合3位)となり、同クラスで1位、2位を独占し、大会期間を通じて同社の電動車両技術と四輪制御技術の高さをアピール。
同社は、今年で3年連続3回目の挑戦で、念願の初優勝を果たしたことになります。
EVビジネス本部の岡本金典氏は、「2012年は量産のモーターと電池の過酷な条件化での性能確認を実施。昨年は、将来をにらんだ先行開発中のモーターと電池を採用し、これらコンポーネントの潜在性能を確認するとともに、実用時を想定した耐久性を確認しました。そして今年、これらコンポーネントはさらなる耐久性能確認を行い、次世代の量産EV及びPHEVに展開していくことを考えています。なお、四輪制御技術については、e-EVOLUTIONの中核となる制御として、今後も開発を続けていく計画です」とコメント。
「走る実験室」として同パイクスピークを活用、さらにe-EVOLUTION(モータードライブとS-AWCの融合)の開発継続も宣言しています。
■三菱自動車「パイクスピーク」にEVで3度目の挑戦
https://clicccar.com/2014/06/09/257918/
(塚田勝弘)