トヨタがFCVの量産車で先陣を切ります。セダンタイプのFCVを2014年度内に700万円程度の価格(消費税抜きの車両本体価格)で発売すると発表しました。
販売はトヨタ店とトヨペット店で、当面は水素ステーションの整備が予定されている地域およびその周辺地域。なお、米国・欧州では2015年夏頃の発売に向けて準備を進めているとのこと。
トヨタは20年以上FCVの開発に取り組んできましたが、2002年以降はSUVタイプのFCVを官公庁、法人向けなどとして投入してきました。
今回発売されるFCVは、航続可能距離はJC08モードで約700kmを確保し、水素の満充填は約3分程度で完了とガソリンエンジン車と同レベル。もちろん、走行中に排出するのは水だけでCO2は排出しません。
今回の発表は、エクステリアのお披露目のみで、詳しい価格はまだ公表されず、700万円程度としています。
さらに、「4年前の1000万円くらいから、トヨタが全力で開発に取り組んできたことで、なんとか700万円までこぎつけた」と表明しています。
(塚田勝弘)