日本車は、世界中の市場から高い支持を得ています。それは、高い品質や安定した性能に加え、各国のマーケット事情やニーズに合ったクルマを開発しているからでしょう。そのため日本車なのに、国内で販売されていないクルマが沢山あります。ここでは、日本車なのに日本で売られていないクルマを紹介したいと思います。
■トヨタ&レクサス
トヨタは北米専用車種として、最上級フルサイズピックアップのタンドラ(左上)をラインナップ。また米国カローラ(右上)は、日本カローラとは別物でシャープで大柄サイズを採用しています。欧州では、アイゴ(左下)がバッテンマスクで強烈な個性をアピールしており、個性派揃いの欧州勢の中で大いに訴求。またレクサスでは、ランドクルーザーベースのNX(右下)が、スピンドルグリルで最高級SUVの存在感を発揮しています。
■日産&インフィニティ&ダットサン
最近の日産は、グローバルモデルを多く開発していますが、各国向けにも明確な戦略で取り組んでいます。米国向けには、フラッグシップセダンのマキシマ(左上)やピックアップのタイタン(右上)を用意。インフィニティでも高級suvのQX80(左下)をラインナップして、米国のニーズに応えています。またトピックスは、新興国向けのブランド「ダットサン」の復活でしょう。ハッチバックのGO(右下)にはセダンやミニバンも用意されていますから、大いに気になるところです。
■ホンダ&アキュラ
ホンダでは、何といってもビックブランドのシビックでしょう。現在シビックは日本では販売されていませんが、欧州シビックをベースにクラスニュル最速を目指すシビックタイプR(左上)の日本復活が待たれるところです。一方アジアの新興国向けには、フィット兄弟のシティ(右上)と低価格車のブリオ(左下)を展開。米国ではアキュラRLX(右下)が、間もなくハイブリッドシステムのSH-4WDを搭載予定。日本でも次期レジェントとして、登場が噂されています。
(拓波幸としひろ)