先日、アメリカの「IIHS(道路安全保険協会)」による安全性評価「トップセイフティピック」をスバルWRX、WRX STIが受賞したニュースをお届けしました。
5月末に公開された「衝突被害軽減ブレーキによる正面衝突回避テスト」で、BMW5シリーズ、BMW X5、ヒュンダイ・ジェネシス、メルセデス・ベンツEクラスが最高ランクの「スーペリア」の中でも最高の6ポイントを獲得。
5ポイントで「スーペリア」になったのが、ビュイック・リーガル、キャデラックCTS、キャデラック・XTS、キャデラック・インパラの4台。
2〜4ポイントである「アドバンスド」は、BMW2シリーズやレクサスIS、メルセデス・ベンツCLA、インフィニティQ50/QX70など13台、1ポイントの「ベーシック」はBMW3シリーズ、インフィニティQ70、トヨタ・アバロンの3台になっています。
今回テストの俎上に上がったのは、衝突被害軽減ブレーキ搭載車のごく一部であるようで、まったくテストされていないブランドもあるよう。
メーカーや車種によってカメラ、レーダー、レーザー、これらの併用など装備や作動要件などが異なるうえに、テスト方法の確立など課題はあるでしょうが、ユーロNCAPでも2014年から衝突被害軽減ブレーキが評価項目に加わる話もあります。
JNCAPでも衝突被害軽減ブレーキの有無を安全装置の装着状況で誰もが確認できるようになっていますが、現在の衝突試験やシートベルトのテストなどと同じように、衝突被害軽減ブレーキの評価が分かるとユーザーも参考になるのではないでしょうか。
■スバルWRX、WRX STIが米国の安全評価で「トップセイフティピック」獲得
https://clicccar.com/2014/05/19/255720/
(塚田勝弘)