メルセデス・ベンツEクラスが受けた、2013年5月のビッグマイナーチェンジはフルチェンジに近い大がかりなものでした。3.0LのV6ターボ、3.5LのV6 NA、4.7LのV8ツインターボ、そしてE63 AMGの5.5L V8ツインターボと数あるエンジン・ラインナップの中でも成層燃焼でのリーンバーンをはじめ、ターボ過給とEGRという3点セットによる世界初の組み合わせで、「BlueDIRECT」を名乗る2.0L直列4気筒ターボエンジンに注目が集まりました。
超ビッグマイナーチェンジから1年を記念して発売された「E250 AVANTGARDE 1st Anniversary Edition」は、セダンとワゴンの両方に設定。エンジンはE250系に積まれる先述の2.0L直列4気筒ターボで、いま話題の「スカイライン・ターボ」と同じです。
マット調の専用ブラウンアッシュウッドトリムを採用し、前席と後席にシートヒーター付の本革シートを標準装備して室内の上質性と快適性を向上。
また、駐車時や狭い道などで車両周囲の状況を4つのカメラによって確認できる「360°カメラシステム」を採用し、使い勝手と安全性を高めているのも朗報です。
ボディカラーは、人気のダイヤモンドホワイトのみで、価格はセダンの「E250 AVANTGARDE 1st Anniversary Edition」が699万円で、ワゴンの「E250 STATIONWAGON AVANTGARDE 1st Anniversary Edition」が735万円。
ともにベース車から25万3000円高となりますが、装備内容からすると買い得感のある設定といえそうです。
(塚田勝弘)