古くから「技術の日産」のキャッチコピーを持つ日産自動車ですが、その伝統はカルロス・ゴーン体制になった現在も息づいているようです。
EV「リーフ」を世界に先駆けて量産化、さらには近い将来の技術として三角翼を持つEV「ブレイドグライダー」の量産化を本気で目指すなど、その伝統は貫かれているように見えます。
また昨年8月には2020年までに複数の車種で「自動運転」を実用化すると発表するなど、相変わらず他社に技術で先行する姿勢は健在。
安全技術でも後方視界を画期的に改善する「スマート・ルームミラー」 や駐車時に重宝する「アラウンドビューモニター 」を開発。
小型カメラを上手に活用した事例で、有りそうで無かったアイデアと言えそうです。
そして今年4月には英国日産が夢のような「洗車要らず」のクルマを公開。
「Ultra-Ever Dry」と称する水をはじく「超疎水性」のコーティング剤をボディ表面に施しているそうで、泥の中を走行してもボディに泥が全く付着しないという凄さ。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究によると、塗装面上にナノ単位の隆起を構成すると「超疎水性」が発現するそう。
ボディ表面に目に見えないレベルの鋭く尖った微小なブツブツを構成することで、付着しようとするあらゆる液体の表面張力を増幅させる事が可能に。
このコーティングを施しておけば雨や水しぶき、霜、みぞれ、水たまりの泥などをはじく効果が得られるという訳です。
日産ではコスト上の課題から標準装備とまではいかないまでも今後オプションでの設定を検討している模様。
普段から洗車が面倒で仕方が無い向きには画期的なテクノロジーと言えそうです。
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