新型スカイラインにダウンサイジングでターボ復活! 価格383.4万円から

海外ではインフィニティQ50と名付けられたスポーティサルーンは、日本でスカイラインという伝統の名前のハイブリッド専用モデルとして、そしてインフィニティ・エンブレムを掲げて販売されたことでも話題を集めました。

そのスカイラインに、新しい2.0リッター・ガソリン直噴ターボが与えられました。次世代のダウンサイジングターボエンジンを搭載する新グレードは「スカイライン 200GT-t」といいます。

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2.5リッター並のパフォーマンスを、2.0リッターで実現するという次世代型ターボエンジンのスペックは次の通り。

エンジン型式:274930
種類・シリンダー数:直列4気筒
ボア×ストローク: 83×92mm
総排気: 1.991L
圧縮比:9.8
最高出力: 155kW(211PS)/5500rpm
最大トルク: 350N・m(35.7kgf・m)/1250-3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
タンク容量:80L

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また、ハイブリッドではバイワイヤのステアリングシステムを採用したスカイラインですが、ターボエンジン搭載グレードは電動油圧式の燃費を考慮したコンベンショナルなユニットとなっています。

そのほか、「アイドリングストップ」、「充電制御」などの採用によりJC08モード燃費13.6km/Lを実現。これは従来モデルの2.5リッター6気筒エンジンに対して、およそ20%の向上ということです。 

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4気筒ターボエンジンとなったことで、ハイブリッドに対して、100kg以上も軽いという次世代ターボエンジンを搭載した「スカイライン 200GT-t」。グレード構成は、標準車、タイプP、タイプSPとなっていて、駆動方式は2WDのみ。ミッションは7速ATが組み合わせられます。

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メーカー希望小売価格は、標準の200GT-tが3,834,000円、タイプPは4,212,000円、タイプSPが4,568,400円となっています。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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