チャイルドシート 安全性に違いは?

初めてチャイルドシートを購入する際にどれを選んでいいのか悩んだ人、悩んでいる人も多いでしょう。かけがえのない子どもや孫の命を守ってくれる「安全装備」といえるものですから、できれば間違いのないチョイスをしたいものです。

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ひとつの参考になるのが「自動車事故対策機構」が行う「チャイルドシートアセスメント試験」で、安全性能総合評価として平成25年度の結果が公表されました。

前面衝突と使用性評価からなる試験は、乳児・幼児兼用チャイルドシート、幼児専用チャイルドシートともに3製品が対象。

smart3_pic1このふたつの試験で高い評価を得たのは、ベルト固定タイプで乳児用・幼児用兼用のTAKATA「takata04-smartfix basic」と、ベルト固定タイプの幼児用のLEAMAN「ロングフィット」の2製品です。

また、今回からISOバーとシートベルト双方の固定方法に対応したものが登場(Aprica「グレコG-FIX」:乳児用・幼児用兼用)。

g-fix_02 g-fix気になる試験結果は、前面衝突試験においては、ISOバーで固定した場合の方が高い評価を獲得しているのに注目です。

ISO-FIX(2012年7月以降販売の新車に標準装備を義務付け)の方が装着ミスは少なく、装着しやすいとされていますが、安全性でも高い評価得ているとなると、迷った際には参考になるかもしれません。

なお、「グレコG-FIX」なら、例えば自分のクルマがISO-FIXで、家族や親戚のクルマ(たとえば、おじいちゃんのクルマ)がベルト固定式でも付け替えが可能です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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