ボルボは2020年までに新しいボルボ車がかかわる死亡者や重傷者をゼロにする「ビジョン2020」を掲げて、50km/hまで拡大した「シティ・セーフティ」をはじめ、サイクリスト検知機能を含む「ヒューマン・セーフティ」を導入しています。
今回体験したのは、「ヒューマン・セーフティ」で、もうすでに「数代目」になるというダミー人形に近づくと自動ブレーキで止まるというもの。途中でブレーキなどを踏んでしますと、オートブレーキは作動しません。
システムは、ルームミラー近くに配置されたカメラとミリ波レーダーが前方を監視し、前方車両はもちろん、日中の走行時に前方の歩行者やサイクリストなどの対象物を最大15まで検知するというもの。なお、対象身長は 80cm以上の歩行者で、歩行者の次の進路までをも予測します。
じつは、ボルボのシステムは年々精度が高まっているそうで、「人間ではなくて、ダミー人形と認識する可能性がある」まで向上しているそうで、誤作動のリスクも減っているようです。
なお、室内では警告灯が点滅し、警告音が鳴り響き、さらに何もドライバーが操作しないと、オートブレーキで停止します。車外では後続車に危険を知らせるため、ストップランプが点灯します。
(塚田勝弘)