50周年を迎えたフォード・マスタング。元々、アメリカ本国では大衆車でしたが、いまやアメリカを代表するスポーツカー。新型の日本導入はまだ先でしょうが、熟成した現行型もまだまだ訴求力は高く、特別仕様車「マスタング V8 GT Performance Package」が発売されました。
同限定車は、昨年2月に40台限定でリリースされましたが好評だったようで、今回は70台限定と台数も増やしての再登場になっています。
「マスタングV8 GT Performance Package」は、5.0L V8 GTクーペをベースに、426psを発揮するための数々の専用装備を採用したモデル。
トランスミッションはファイナルギアレシオ(最終減速比)をよりローギアード化し、加速性を向上させた専用の6MTを設定したほか、セレクトシフト付6ATも用意しています。
フロントブレーキにはブレンボ社製の大径ローター&キャリパーを採用し、タイヤは専用の19インチタイヤ(255/40R19)&専用デザインアルミホイールを装備。前後のサスペンションも専用チューンのスプリング、ストラット、リヤのコントロールアームを装着するなど、制動性とハンドリング性能を強化しているのも朗報。
さらに、ESC(横滑り防止装置)のプログラムを変更し、スポーティな走行に対応。シートもホールド性に優れた専用のRECARO社製のスポーツレザーシートを採用しています。
ボディカラーは、人気のスターリンググレーとブラックに加えて、AT仕様には色鮮やかな専用の「Gotta Have It Green(Gotta Have It=絶対欲しい!)」を設定。
価格は前回と同様の540万円(消費税8%込)に据え置かれていますから、今モデルも人気が集まりそうです。
(塚田勝弘)