既報のとおり、最大熱効率37%の高熱効率・低燃費を引っさげて登場したトヨタ・パッソ(ダイハツ・ブーン)がマイナーチェンジを受けて1.0L(2WD)がガソリンエンジン登録車トップの27.6km/Lを達成しました。いままでのトップはミラージュの27.2km/L。
じつに約30%の向上で、「いままで何をしていたの?」というツッコミも少々入れたくなりますが、それはさておき、エコカー減税の免税対象車になり、4WDも減税対象になっています。
最大熱効率37%を達成するために、圧縮比の向上や低フリクション化、バルブタイミングの最適化が図られたほか、いまや欠かせないクールドEGR、エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドの採用によって熱効率を最大化。
さらに、減速時のエネルギーをバッテリーにためる回生機能の強化だけでなく、空力性能の改善にまで及んでいて、1.0L・2WD車(除くX V package)に停止前車速約9km/hでエンジンを停止するアイドリングストップ機能を標準装備するなど、最新の燃費向上技術を満載しています。
価格帯は109万8655円〜160万5273円。新型パッソの月販目標台数は5000台で、マイナーチェンジ前でも3000〜4000台前後が推移していただけに、大幅な台数アップが予想されますし、軽自動車からお客を取り戻す切り札になるかも注目です。
■トヨタは「スカイアクティブ」を超えられるか!?
https://clicccar.com/2014/04/11/251829/
(塚田勝弘)