勝ち! こっちの勝ち!
僕だったら軍配はこっちに上げます。なにとなにを比べてかって? 実車のF1と、このペーパークラフトのF1。ペーパークラフトの勝ち! そりゃね、カネがかかってるとか手間がかかってるっていったら実車のほうが上に決まってますよ。
でもね、どっちがビックリするかっていったら、ペーパークラフト。最初はね、ガワだけかと思ったんですよ。それならまだわからないでもない。でもね、このひとエンジンとか配管とか作ってますよ。紙で。どうなってんのよ!
いま3Dプリンターとか使えば、こういうのはプリントで量産できちゃう(塗装は別ですが)。でもこれはすべて手作業で、そうとうな創意工夫も必要です。これほどリアルな形に仕上げるには、かなりの造型スキルも必要だと思います。
最近はテクノロジーの進化に感動させられることが多いですが、今回は人間の原始的な底力にも感動させられました。これを見ながら、途中で「オレがインフィニティ・レッドブル・レーシングの人間だったら、このポールくんに一杯おごってやるな」と思ったんですが、動画を見ていると、それを上まわる展開が彼に訪れます。
彼がブログに製作レポートをアップするようになってから、インフィニティ・レッドブル・レーシングのチーフデザイナーから彼のもとにEメールが届きます。ファクトリーに招待された彼は、なんとインフィニティ・レッドブル・レーシングの一員として、外装デザインの仕事に携わることになったのでした! すいません。一杯おごるくらいの話じゃありませんでした。インフィニティ・レッドブル・レーシングのほうが上手でした。
造型スキルが評価されたんですかね。でも、ペーパークラフトの趣味はやめないでほしいですね。
(まめ蔵)