2008年から2013年度まで6年連続で、「ミニバンナンバー1」の座を確保した日産セレナ。2013年度(2013年4月〜2014年3月)は、9万5716台という販売台数を記録しています。トヨタ・ヴォクシーとノアが新型にスイッチしましたが、車名別になるのと、新型ヴォクシー/ノアの発売が今年に入ってからなので、2014年度はどうなるでしょうか。
というのも、今年2月はセレナが1万496台、ヴォクシーが8147台とセレナが上回っているものの、遅れて発売されたハイブリッドなど体制が整った3月はヴォクシーが1万1937台、セレナが1万966台と逆転されています。
もちろん、ヴォクシーにノアを足せばヴォクシー/ノアの圧勝。セレナも昨年末のマイナーチェンジで「エマージェンシーブレーキ」と「LDW(車線逸脱警報)」を廉価仕様以外に標準装備として、「MOD(移動物検知)」機能を追加した「アラウンドビューモニター」や「踏み間違い衝突防止アシスト」、「ふらつき警報」といった先進安全装備を「アドバンスドセーフティパッケージ」として設定し、ヴォクシー/ノアにはない強みを備えています。
ただし、ヴォクシー/ノアも衝突回避・軽減ブレーキを含む最新安全装備を当然検討していますから近い将来に追加される可能性も。来年の今頃、セレナが7年連続ナンバー1を死守できるか注目です。
(塚田勝弘)