この”ムダにエクストリーム”感ハンパない!
ヨットってあこがれるなぁ。クルマとちがって車線とかないし、飛行機とちがって洋上に止まることもできるし、自由な感じがします。それでいてエンジンで動く船舶よりも操縦がテクニカルな感じがしてカッコいいですね。私が住んでいるところは海から遠いので、ちょっと現実的じゃないんですが。
そして、ヨットを見ててすごいと思うのは、どういう状況かはよく知らないけど、風を受けてものすごく傾くんですよね。そこがまたダイナミックでカッコいい。で、これだけ傾いたら、「歩いてマスト登れるんじゃね?」って考えちゃったひとがいるんですね。ヨットレーサーのイギリス人、アレックス・トムソンさんです。なんだかわかりませんが、ジェットスキーに乗り、スーツを着て登場します。
なんだかわからないこともないですね。ヨットの名前が「HUGO BOSS」。そうファッションブランドのヒューゴ・ボスがスポンサーについているようです。だからスーツを着ているんでしょう。で、このアレックス・トムソンさん、さっそうとヨットに乗り込むと、大きく傾いたヨットの帆を駆け上がっていくではありませんか!
「エイドリアーン」と叫びたくなる状況ですが、それはやりませんでした。それにしても、なんかやたらカッコいい。空撮やスロー再生も採り入れ、迫力のあるBGMを使い、めちゃくちゃクオリティ高く仕上がっているこの動画、それと同時に、終わったあとは「だからなに?」感がそこはかとなくただよってきます。まさに”ムダにエクストリーム”。
なんかこういう”なんの役にも立たないけれど派手で勇敢で困難な試みをして「どうだ、すげえだろ?」ってひと驚かす行為”を表す適切な用語ありませんかね? もちろんきらいじゃないですよ、こういうチャレンジ。むしろ好きなんですけどね。
(まめ蔵)