都心や高級住宅街を走っていると、初代から現行の3代目までポルシェ・カイエンの姿をよく見かけますが、狭い住宅街だと取り回しが大変だろうなぁ、とは余計なお世話でしょうか。昨年の東京モーターショーにおいてアジアで初めて披露されたポルシェ・マカンの予約受注がスタートしました。
気になるボディサイズは全長4681×全幅1923×全高1621mmとショーモデルのみの数値で、ティーザーサイトでも市販車の数値はまだ公表されていませんが、小さいといっても全幅はかなりワイド。ちなみにカイエンは全長4845×全幅1940×全高1710mmです。
340psの3.0L V6ツインターボを搭載する「マカンS」は、電子制御式のマルチプレートクラッチによるアクティブ4WDとの組み合わせ。400psを誇る3.6LのV6ツインターボを積む「マカン・ターボ」も同じ4WDシステムを採用しています。
トランスミッションはともに7速PDKで、「マカン・ターボ」は0-100km/h加速を4.8秒でこなします。
さらに、エンジン回転数にあわせてシフトチェンジを行うことで大きな駆動力がもたらされ、よりダイナミックな加速を実現する「スポーツクロノパッケージ」を装備すると4.6秒に短縮。
また、「ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)」も両グレードに標準装備され、オプションで「ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)」も設定されています。
ポルシェ初のコンパクトSUV(全長)であるマカンですが、ひと目でポルシェと分かるスタイリングが魅力でしょう。
「フライライン」と呼ぶリヤエンドに向かって傾斜するルーフラインなど、ポルシェ911との共通点もファンにはたまらないはず。
注目の価格は「マカンS」が719万円、「マカン・ターボ」が997万円で、ともに右ハンドルのみで、2月1日から予約受注スタートです。
(塚田勝弘)