新型日産エルグランドがアルファード/ヴェルファイアを追撃!

トヨタ・アルファード/ヴェルファイアを見れば分かるように、いかに押し出しの効いた、有り体にいればド迫力フェイスを作れるか。少なくても外観では、この点こそがLLサイズミニバンの成功のカギを握っているといえるでしょう。

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LLサイズミニバンは、単なる広くて多人数が移動できるクルマではなく、内・外装ともに高級車としての要素も必須ということです。

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1月20日から発売される新型エルグランドは、「極めるキング・オブ・ミニバン」をテーマに掲げ、圧倒的な存在感を主張する外観、使い勝手を高めた荷室が主な改良点。

最廉価の「250XG」をのぞいた全グレードで、ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパーのデザインを一新する大がかりなフロントフェイスを敢行しています。

フロントグリルをより大型化して、周囲をクロームメッキで囲むことにより押し出し感とハイクオリティを醸し出しているほか、シグネチャーLEDポジションランプを配した新デザインのヘッドランプと組み合わせることにより、「目ヂカラ」を強調。ひと目で変わったことが分かる圧倒的な存在感と高級感を磨いています。

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クラス初のLEDヘッドランプを採用し、見た目の先進性だけでなく、夜間や雨天時の視認性を高めているのもニュース。

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リヤビューは、新デザインのクリアコンビランプにすることで存在感を高め、足元の専用の18インチアルミホイールはマルチスポークデザインに切削処理を施し、クラフトマンシップとラグジュアリー感を演出したデザインにしています。

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インテリアでの見どころは、上級グレードの「ハイウェイスター プレミアム」に、カラードクロームを配した深みのある専用グラデーションブラックメープルフィニッシャーを採用した点で、上質感をさらに強調。

さらに、手の込んだアンバーアクセントスペシャルステッチを施したダイヤ型キルティングのブラックメタリックレザー(本革)と組み合わせることで、スペシャリティな存在を強調する「グランドブラックインテリア」も新設定しています。

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変更点であるラゲッジは、サードシートに前方向240mmのスライド機能を追加し、アルファード/ヴェルファイアと同様に、3列目に座っていても荷室の奥行きを拡大することが可能に。

これによりゴルフバッグを6個も積載できるほか、A型ベビーカーや段ボール箱やビールケースなどを大量に積載できます。また、ラゲッジボードの高さをフロアと合わせて下げることで、ラゲッジボードの操作をせずに荷室スペースを拡大できます。

ほかでの注目は、マイナーチェンジでは異例といえる室内高の拡大を敢行。ウォークスルーなどの室内での動きがよりスムーズで楽にできるようになっています。とくに前席の頭上空間は格段に広くなり、開放感が向上しています。

ボディカラーは、長い時間をかけて熟成した琥珀をイメージするストロングカラーとしていて、新色「インペリアルアンバー」を含む全5色を用意。

価格帯は312万3750円〜547万2600円で、若干の値上げがされていますが、以前から指摘されてきた欠点を改善することでセールスを伸ばせるか注目です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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