伝統的なセダンでもなく、クーペでもない新しい4ドアクーペを具現化したモデルといえば、メルセデス・ベンツのCLSが元祖といえる存在で、パサートCCやBMW6シリーズ、アウディA7、そして小さいクラスではメルセデスのCLAなど、車格こそ違いますが高級車のカタチとして浸透してきました。
現在のCLSには、上記の「クーペ」に加えて、ステーションワゴンよりもデザインコンシャスな「シューティングブレーク」を用意しています。
今回、新規設定された「CLS350 Sports」は、クーペとシューティングブレークの両方を用意し、好評のフロントスポイラー、リヤスカートからなる「AMGスタイリングパッケージ」、スクエアデザインが印象的なツインクロームエグゾーストエンドを装備し、精悍な佇まいが魅力なスポーティモデル。
さらに、AMGスポーツステアリングやブラックアッシュウッドインテリアトリムなど上質さを際立たせるオプションの「AMGスポーツパッケージ」の装備内容を見直し、価格も60万円から43万2000円に変更しています。
エンジンは3.5LのV6直噴で、シューティングブレークは右ハンドルのみですが、クーペは左右ともに設定。価格はクーペが972万円、シューティングブレークが997万7000円です。
(塚田勝弘)