日本では昨年10月に2年半ぶりに新車販売ランキングトップに返り咲き、12月までプリウスに大差をつけて首位を独走している新型フィット。アクアも一部改良を受けて「燃費世界一」で巻き返しを図っていますが、日本のコンパクトカーの顔といえる存在は現行フィットでしょう。
26日まで開催されているデトロイトモーターショーにおいて、北米仕様のフィットが公開されました。写真で見る限り内・外装は仕向地に仕様を変更している程度のようで、大きく変わっていないようです。
パワーと低燃費を誇る1.5Lの直噴エンジンと軽量コンパクトなCVTの組み合わせで、センタータンクレイアウトを進化させることで、ライバルのアクアと乗り比べると分かりますが、広大な後席とラゲッジスペースを手にしています。
生産工場はメキシコの新四輪工場で、年間生産能力は20万台。新型フィットのほかに、2014年にはグローバルコンパクトシリーズの小型SUVも生産する予定とのこと。
北米の自動車市場は、景気回復を受けて2013年は6年ぶりに1500万台の大台を超える模様で、今年も新車が続々と投入されるはずです。
(塚田勝弘)