スズキブースのみどころは、やはりハスラーのカスタマイズバージョンでしょう。
スズキみずから「遊べる軽」とうたう、アウトドアが得意なポップなキャラクターを持つ、ハスラー。
今回スズキが出品したのは、ノーマルのハスラーの素性とは真逆をいくコンセプトの、「ハスラー・カスタマイズド」です。
オールラウンダーをイメージさせていたフロントバンパーは、グリル~フェンダー一体型のデザインへとチェンジ。
全高はしっかりとローダウンされ、リップスポイラー、ルーフエンドスポイラーを備えた、ユーロレーサー的フォルムに変貌しています。内装は、エアバッグ付きステアリングを取り払い、スパルコのコンペティションタイプに交換されています。
ハスラーは、かつてのモデル、keiの後継車ともいわれてますから、スポーツグレード「keiスポーツ」をリスペクトしているともいえます。
また、石原軍団オフィシャルマシン、スペーシアカスタムには「S-CONCEPT」と呼ばれるドレスアップバージョンも展示されています。ボディサイドには堂々と「ユーロスポーツ」と謳われる、こってりとしたエアロチューンです。
年数を経たモデルではなく、出たばかりのニューモデルでも、メーカーみずから容赦なく(?)新しい提案を見せてくれるスズキブースでした。
(畑澤清志)