米調査会社Auto Dataのまとめによると、昨年12月度の米国新車販売台数は136万台(+0.3%)と前年並みだったものの、通年では累計台数が6年ぶりに1,500万台を超えて1,560万台(前年比+7.6%)に達した模様。
首位はGMで12月に23万台(前年比▲6.3%)、通年で278.6万台(同+7.3%)を販売してシェア17.9%。 2位はフォードで12月に21.6万台(+1.7%)、通年で248.5万台(+10.8%)を販売してシェア15.9%。
3位はトヨタで12月に19.1万台(▲1.7%)、通年で223.6万台(+7.4%)を販売してシェア14.3%。 4位はクライスラーで12月に16.1万台(+5.7%)、通年で180万台(+9.0%)を販売してシェア11.5%。
以下、5位にホンダの152.5万台(+7.2%)、6位に日産の124.8万台(+9.4%)、9位にスバルの42.5万台(+26.2%)がそれぞれ食い込んでおり、10位圏外ではMAZDAがBMWに続いて13位(+2.5%)、三菱が16位(+7.7%)のポジション。
米国の年間販売ランキングでは米BIG3(GM、フォード、クライスラー)と日本の大手3社(トヨタ、ホンダ、日産)が上位を独占する形となっています。
また車名別(上表右側)で見てもトヨタ車が3位と9位、ホンダ車が4位・6位・8位、日産車が7位と、日本勢が大いに健闘。
米国車では首位にフォード、2位にGM(シヴォレー)、5位にダッジ(クライスラー)、10位にフォードがランクインしており、ピックアップトラックやSUVが主体。
日本車勢はセダン系、米車はピックアップトラック、SUV系で棲み分けている構図。
このようにすっかり元気を取り戻した米車勢ですが、販売競争激化で再び値引きによる収益圧迫が起きているようで、既に消耗戦の様相との情報も。
とは言うものの、雇用や消費の回復基調に加えてFRB(米連邦準備制度理事会)の量的金融緩和に伴い低金利の自動車ローンも奏功して米国市場全体としては年間を通じて堅調に推移している状況と言えそうです。
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