ボローニャのサンタアガータ工場で、10年間に渡り生産された1万4022台のガヤルド。少ないと見るか多いと見るかは意見が分かれそうですが、フランス、アメリカ、インドネシア、そしてドイツと親会社の国籍を変えながらも存続してきた猛牛は、アウディの手によって現代的に洗練されて甦ったわけですが、ガヤルドの貢献はもちろん大きなものがあります。
後継モデルとして写真が公開されたランボルギーニ「Huracan(ウラカン)LP610-4」は、伝説の闘牛ウラカンから命名されたとのことで、滑舌の悪い私はガヤルドと同様に、スムーズに車名が出てきそうもありません。
シャープなエッジが彫りの深さを感じさせるフロントグリル、フルLED化されたヘッドライトが目を惹くボンネットに収まる心臓部は、車名のとおり610psを発揮する5.2LのV10で、アウディR8のV10の525psよりも85ps、ガヤルドLP560-4よりも50psパワーアップ。
組み合わされるトランスミッションは7速DCTで、0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は325km/hに達します。駆動方式はピークパワーと同様に、車名の最後からも分かるように4WDになります。
上質なナッパーレザーが目を惹くインテリアでは、12.3インチのフルカラーTFTの採用がニュースで、レブカウンターからナビゲーション用マップ、インフォテインメントまでがすべて表示され、ドライバーが自由に構成を変えられるというもの。
正式デビューは2014年のジュネーブモーターショーになります。
(塚田勝弘)