フォード・ヨーロッパの、エコブースト・エンジンの性能をアピールするCMです。「長いお別れ(原題:The Long Goodbye」というタイトルがつけられたこの動画。初老の男性と中年(?)の男性が、抱き合って別れを惜しんでいます。どこかへ旅立つのでしょうか?
ちなみに「長いお別れ」というのは、レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説のタイトルとしても有名で、1973年にロバート・アルトマン監督で映画化され(「ロング・グッドバイ」)、2007年には村上春樹氏も翻訳し「ロング・グッドバイ」というタイトルで出版していますね。
そしてフォードに乗って旅立つ男性。ふたりが別れを惜しんでいたわけはなんだったんでしょうか?
なんと、クルマの燃費がいいために、ガソリンスタンドの店員さんとしばらく会えないから別れを惜しんでいたという設定のようですね。超ベタな内容ですが、ちゃんと作り込んであるので、短い時間の中でも楽しめるCMでした。
(まめ蔵)