来年1月のデトロイトモーターショーでのワールドプレミアが噂に上っているメルセデス・ベンツCクラス。いうまでもなくメルセデスの屋台骨を支える主力モデルですが、現行型も成熟の極みという高い完成度を誇っており、価格もクラスも違うとはいえ、個人的にはフルモデルチェンジを受けたAクラス、Bクラス、CLAよりもスポーティなのに快適で、走りのバランスは上だと思います。
2012年の数字ではありますが、日本でも1万5479台を売り上げたとのことで、輸入車Dセグメントではトップと、根強い人気のほどを感じさせます。
12月16日に発売された特別仕様車の「C180 Edition C」は、セダン/ステーションワゴンともに設定され、その名のとおり「C180」がベースです(現在は受注生産)。
アバンギャルド顔のフロントグリルに、専用ダークヘッドライトユニットを組み合わせることで精悍さを強調し、専用デザインの17インチ5本スポークアルミホイールが足元を引き締めています。
インテリアでは、「レザーARTICO/DINAMICA」のコンビネーションの専用スポーツシートに、アルパカグレーとブルーのステッチを施しているほか、本革巻きステアリングホイールやシフトノブなどにアルパカグレーのステッチを用意。
安全装備では、5つのミリ波レーダーセンサーとひとつのカメラを搭載し、前方だけでなく左右後方の車両との衝突の危険を低減し安全運転をサポートする「レーダーセーフティパッケージ (Radar Safety Package)」に加えて、走行状況や天候に応じて最適な視界を確保する「インテリジェントライトシステム」などを含めた「アドバンストライトパッケージ」を装備することで高い安全性と快適性を両立しています。
価格はこうした装備を追加しながらセダンは434万円、ステーションワゴンは454万円で、両者ともに35万円高に抑えており、特別仕様車らしいお得なモデルになっています。
(塚田勝弘)